人生に悩み、大学を辞めたかった「あの頃の自分」へ

生き方

先日実家に帰省した際に見つけた20歳のときに買った本を見つけました。

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私は現在27歳です。

ぎりぎりまだ20代ですので、ちょっと読み返してみるかなと思い、軽い気持ちで読み返してみました。

すると20歳のときに抱えていた不安などを思い出してきて、今の自分ならあのときの自分に何をアドバイスかなと思い、せっかくならとブログに書くことにしました。

今回は7年前の20歳の自分に向けてメッセージを書いたので、興味がある方は読んでみてください。

特に、今色々と人生に悩んでいる「10代後半」や「20代前半」の人に、読んでもらえたらなと思います。


20歳の自分へ

お久しぶりです。

僕は約7年後の君です。

今の君は大学2年生をやっている頃ですね。

元気に大学生をやっているかな?

まあ、たぶん元気ではないだろうね。笑

きっと毎日、理想と現実のギャップに悩まされている頃でしょう。

そして毎日往復4時間半かけて通学していて、課題もたくさんあるから、毎日友達たちと一緒に勉強している頃だよね。

真面目な君は、やりたいことと、でもそれを許さない状況に、日々ストレスを感じていて、ありたい姿と程遠い現実に焦りと不安を感じている頃かとも思います。

彼女との関係にも悩んでおり、別れるべきかどうか考えていたりもするね。

それときっとお金にも悩んでいるだろうね。

そんな君にまず初めに一言だけ言いたいことがあります。

「そんなに心配しなくて大丈夫。なんだかんだ最後は上手くいくから。君は人にとても恵まれて、5年後にはアメリカで働けたり、給付型奨学金だってビックリするくらいの額を貰うんだよ。他にも今の君には想像もできないような出会いや経験をすることになる。もちろん大変な時期もあるけどね。笑 だからそんなに思い詰めないで、ゆっくりでいいから一歩ずつ歩みを進めてほしいです。」

今の君は、「世界一周してみたい」とか「留学に行ってみたい」とか、「ベンチャー企業でインターンシップしたい」だとか、あとはどんなことを考えているのかな。

そういえば「勉強ばかりの人生がつまらない」とも考えていたね。

君のいる大学は、課題は多くて、授業は高校のように朝から夕方までずっと決められた時間で受けなきゃで、女の子もほとんどいない、青春から一番遠くにある大学って感じだもんね。笑

たぶん今の時期が一番“大学を辞めたい”って思っていた気がします。

まあ、先に結論から言うと、君は大学を辞めない。なんなら大学院まで行きます。

でも正直なところ、大学院に行くのも「理系なら大学院に行っておかないと」というかなり受け身な考えからで、あまり褒められたものじゃないんだけどね。笑

そんな君だけど、それでもやっぱり結果的には大学は辞めなくて良かったと僕は思っています。

まあ君のことだから、大学を辞めてもどうせ何かしら行動していて、今よりももっと面白い経験をしてたかもしれないけどね。てか、間違いなく今とは違う面白い経験をしていたと思うよ。笑

それでも君は大学院に行ったことで、その環境でしか出会えない人たちや考え方と出会い、アメリカまで行くきっかけも掴んだ。

だから、大学を辞めなかったことはとても意味のあることだったと今となっては思います。

そんなことを思っている僕から、5つほどアドバイスと言うか、今の君に伝えておきたいことがあります。

① 大学は辞めなくてもいいから、休学して一度インターンシップで働いてみてほしい。勉強に対するモチベーションが大きく変わるから。僕も大学院2年で休学してアメリカの企業で働いたけど、その後のほうが学びたい欲というか、自分の人生に対する主体性が強くなったんだ。その結果、勉強も自分のためにするようになって、今は学ぶことが楽しいです。
それと、できれば自分でビジネスをやってみる経験もしてほしい。WEB制作でも家庭教師のマッチングでも何でもいいから、自分の力で一からお金を稼ぐ経験を早いうちにしてほしい。本当にたくさんの学びがあるから。

② 君はだいぶ自分本位だから、ぜひ人の意見や言葉に素直に耳を傾け、周りの人から多くのことを学んでほしい。世の中にはいろんな価値観の人がいて、皆それぞれに自分にはない良いところが必ずあります。それを直接見て、聞いて、感じてほしい。そして「これは自分にも取り入れたい」と思える考え方や感性、技術を持っている人に出会えたら、そのときはぜひ積極的に吸収していってほしいです。

③ 上で人の意見や言葉には素直に耳を傾けてって言いながら、ちょっと矛盾することを言うようだけど、周りの意見や考えに流されず「自分の意見や思いを大切にしてほしい」です。これは本当に心から強く思っています。実は君は自分本位な性格ではあるんだけど素直すぎるところもあるから、人の意見や考えに耳を傾けすぎて、心のバランスを崩してしまいやすかったりします。できれば素直に人の意見を聞きつつ、”いいなと思ったものは取り入れ“、周りはそう言うけどそれでも「自分はこうありたいんだ!」と強く思う場合には、”自分の信じる道を進んでほしい“です。結局のところ、世の中の価値観や考え方に正解はないのだから、君の価値観や考え方も絶対的に正しいのです。

④ 興味を持てることに出会ったら、すぐに行動してほしいです。今の君は何かに興味を持ったとしても、大学の授業や時間がないなど何かしら理由をつけて行動しないことがきっと多いはず。「バックパッカーとして世界一周」や「合気道」、「パルクール」、「バイクで日本一周」、「アルバイト漬けの日々」などやりたいことが色々あると思います。正直なところ、休学してでも今すぐにそれらをやってほしいです。7年後の君は、今君が興味を持っているほとんどのことに、興味をあまり持てなくなっています。興味はそれほど長くは続かない。ぜひ興味のあるうちにそれらをやってほしいなと思います。その経験や体験は絶対いつか役に立つからね。

⑤ 今君は色々悩んでいる時期で、「こんな人生なら死んだほうが楽だな」とか「このまま生きていてもしょうがないな」とか毎日のように思っているかと思います。その気持ちやそう思う瞬間を大切にしてあげてほしい、愛してあげてほしいのです。きっと今の君は、これからの道が全然見えなくて、でも何をしたらいいのかわからなくて、焦りや不安でいっぱいだと思います。でもそれは今だけです。あと7年もすれば、そのような気持ちはあまり抱かなくなります。というか「焦りや不安」、「死にたい」と思うことに“慣れて”しまいます。君も知っているように、「死にたい」と思い始めたのが14歳くらいからですよね。あれから10年もすると、つまり24歳くらいになると、「あーまた死にたいって思ってるなー」という感じに、だんだん客観的に自分を見るようになってきます。するとあの苦悩した日々がとても懐かしく感じるようになるのです。いつか懐かしく思う日々を今君は過ごしているんだと思って、苦悩する毎日を大切にしていただけたらと思います。でも、もし本当につらくて、どうしようもなくなったときは、全然寄り道をしても大丈夫です。今の僕なんて、大学院を卒業した後、就職もせずに一年間遊んでいて(一応半年くらいはWEBサイト制作とかしてたけど笑)、今は普通に仕事に就けています。なので、そんなに人生について重く考えず生きても全然大丈夫です。

長くなっちゃったけど、伝えておきたいことはとりあえず以上かな。

本当はまだまだ他にも色々伝えたいことがあるんだけど、書ききれないのでこのへんで終わりにします。

これからしばらく大変な時期が続くとは思うけど、何が起きてもポジティブさを忘れずに、生きていってください。

人生捨てたもんじゃないなって思える日がこれから少しずつ出てきますから。

あと年を重ねれば重ねるほど、人生が楽しくなっていっているなと今は感じています。

なので、これからの長い人生に一喜一憂せず、気楽に人生を歩んでいってください。

7年後の自分より

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