英語には2種類のタイプがある!?アメリカで生活して気づいたこと。

教育

結論:英語には”教養のある人”が使う英語と”教養のない人”が使う英語の2種類がある。

結論に書いてあるように、実は英語は大きく2種類に分けられます。

”教養のある人”が使う英語と”教養のない人”が使う英語。

これは僕自身の経験から来ているものです。

ですが、僕以外の大学に通う日本人留学生にも確認し共感を得られたものなので、かなり的を得たものだと思います。

これって”ノリの良し悪し”なのでは?と思う人がいるかもしれません。

まあ、たしかに体感としては、ノリの良い人たちのほうが”教養のない英語”を使うことが多かったように感じなくはないのですが、僕が言いたいのはそこではないのです。

実際、”ノリが良い”人でも”教養のある人”は多くいます。

今回は僕の体験を元に”教養の有無を感じる英語”についてお話していきます。

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教養のあるなしの違い

僕は、アメリカでたったの9か月半ではありましたが生活をしていました。

そのなかで、「教養のある人」と「教養のない人」で使う英語がどこか違っていることに気が付いたのです。

当時の僕にとってはこれが大きな発見でして、とりあえずその発見を言語化してはいたものの、文章化まではしていませんでした。

そこで、より精度の高い言語化をするためにも、今回のエントリーで文章することにしました。

まず僕が英語を聞いたときに「教養のあるなし」を感じる箇所は以下の3つです。

  • 文法の正しさ
  • 語彙力
  • 品格のある言葉づかい

たったこの3つだけです。

これらについて1つずつ詳しくお話していきます。

文法の正しさ

実はアメリカ人のなかにも、文法が少しおかしな人はいます。

文章の大きな構造自体はおかしくないんですよ。

主語(S)が来て、動詞(V)が来て、目的語(O)が来て…などのように基本的な構造には問題ありません。

しかし、前置詞が「intoのところをonto」としていたり、話す際は「You’re…」と言っているのに文章を書くと「Your」になってしまったり、

なにか少しだけ間違っていたりします。

ちなみに上記のおかしいところの例は、「僕」と「国語力がめちゃくちゃ高いアメリカ人の同僚(Mさん)」と「国語力の少し弱いアメリカ人の同僚」の3人で、話題になった内容です。

一方で、教養があると感じる人は「文法が正確」です。

この点は特に前出の同僚であるMさんから学ぶことが多かったです。

彼は文法が細かいところも含め正確なだけでなく、言い回し等も考えて、話をしたり文章を書いたりしていました。

特に契約に関わる文章を作成するときは、使う前置詞によって契約にどんな影響が出るのかを考えたり、契約独特の言い回しを使っていました。

そして、なにより彼は話す際に言葉を”場面に応じて使い分け”していて、僕にとってはそれがとても印象的でした。

彼は同僚たちと話すときは少し砕けた言い回しを使い、仕事相手とはより正確に伝わるような言い回しを考えて話をしていました。

そーいえば、彼が言うアメリカンジョークもセンスがあって、僕は好きでした。

いま僕は、彼のようにノリのいい人でありながら、場面に応じて適切な英語を話せる人になるというのを1つの目標としています。

日本でも学校等で”英文法”を学びますが、それは”教養のある”英語を使えるようになるためにはとても大切なことです。と今なら自信を持って言えます。

なので、みなさんにも英文法をおろそかにせず勉強することをオススメします。

”教養のある”英語を使いこなすためには”英文法”が大切である。

語彙力の違い

以前、僕の元同僚でもあり友人でもある方の紹介で、クリスマスパーティーにご一緒させてもらったことがあります。

そしてそのとき、教養のある人たちの「語彙力の多さ」に気が付いたのです。

実はそのパーティーの主催者は、カリフォルニアでも有名なとある大学の教員の方(たぶん副学科長?)でして、その方のお家には様々な素晴らしい経歴の方たちがいらしていました。

そして、その方たちと私は拙い英語でお話をさせていただいたのですが、このときに違和感を覚えました。

彼らはデザイン、物理、医学、映画などバックグラウンドが全然違う人たちでした。

それなのにお互いの専門について質問し合ったり、ときには議論したりしていたのです。

そうです。その違和感の正体は「彼らの語彙力(とそれに伴う知識)の多さ」でした。

彼らは自分の専門以外の言葉も多く知っており、それらについて話せるだけの知識があったのです。

まあ、よくよく考えてみると、僕も日本語であれば、あの方たちのように自分の専門分野以外のことについてもある程度なら話せるなとは思います。実際に、そういう集まりには何度も参加したこともありますので。

でも、英語でそれを同じことをやるとなると、僕にはできません。

それくらい僕の語彙力は少ないですし、その背景知識を”英語”でインプットできていないんです。

あの日以来、僕自身の英語に対する視座は高くなったと思います。

”教養のある”英語を話すためには、”語彙力の強化”と”背景知識を英語でインプット”が必要である。

品格のある言葉づかい

これは文字通り、使う言葉に品格があるかどうかということです。

わかりやすく言えば、

「Fワード」やそれに準ずる下品な言葉を使わないことや、

人に何かを頼むときは、文末にpleaseを付けること、

などです。

僕自身インターンという身分で留学したため、

一般的な学生として留学している方たちに比べて、働いている方たち(いわゆる社会人)と関わる機会が多く、

一方で運よく、学生の人たちとも関わる機会が結構あったため、

学生と社会人、両方の立場で”英語”をとらえることができました。

特に学生は、周りに品のない言葉を使う若者が多いこともあってか、どうしても自分も品のない言葉を使うようになりがちです。

しかし働くとなると、そのような品のない言葉を使う機会はほぼありません。

おそらく優秀な人が集まる会社ほど、使わないのではないでしょうか?

たしかに、アメリカ人学生のように、品のないスラングなどを使ってネイティブの人たちと流暢にコミュニケーションを取れるようになることに憧れるのもわかります。

なんたって僕自身もそうでしたからね。

でも今は僕自身、ネイティブの学生と品のない言葉で流暢に話せることよりも、品格があり、文法的にも正しい英語をまずマスターすることの方が、今後のことを考えると優先順位は高いなと思っています。

”教養のある”英語を話すためには、下品な言葉を使わないようにする。

最後に

タイトルに「英語には2種類のタイプがある」と書きましたが、実はこれ、「日本語」にも言えることなのかなと思っています。

誰かと話しているとき、「この人きっとできる人だ」や「この人頭いいな」と思うことありませんか?

僕自身はあるんですけど、

だいたいそのときは、「文法が正確(”が”や”は”などの助詞の使い方が上手い)」や「語彙力が豊富(あまり聞き慣れない言葉を使う)」、「品格のある言葉使い(下品な言葉は使わない)」となっていることが多いです。

(もちろん他にも、論理的であることなどの要素もありますが)

英語にも、日本語の場合と同じように、優秀な人が使う英語には特徴があります。

せっかく英語を学ぶのであれば、「教養のある人」が使うような英語を学んだほうが良いと思いませんか?

その方が、英語力を仕事で活かせる機会なども増えますしね。

結論になりますが、僕は「教養のある人」が使うような英語の習得を目標に学ぶことをオススメします。

「教養のある」英語の習得を目指して勉強しよう。

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